下記は、私がmixi から本人の許可を得て転載するものです。
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ひとのときを奪う、JT
私が禁煙教育で子どもたちに話している私の体験談です。 今から6年前に、10年ぶりに高校の同級生から電話がありました。同級生の一人が死んでしまったというのです。舌がんでした。舌がんは、喫煙以外の理由ではほとんど発生しないがんです。
私は15歳から喫煙していましたから、その同級生とは、高校時代によく授業をサボって喫茶店でTVゲームをしながら喫煙していました。
彼は、なかなかスマートで二枚目だったので、女の子たちにもてていました。渋谷で歩いていると、彼だけが女の子たちにナンパされて、私が取り残されてしまうこともありました。
しかし、彼は結婚したのが遅かったらしいです。39歳で結婚したそうです。そして、40歳で、舌がんのために亡くなってしまいました。その時、3ヶ月の赤ちゃんがいたそうです。私は、彼と一緒にタバコを吸っていましたから、私が40歳で死んでいても、何の不思議もなかったはずです。
私は、29歳で結婚しましたが、子どもができたのは、39歳のときでした。私はもっとたくさんの子どもが欲しいと思っていましたが、私自身が禁煙して5年たつまで子どもができませんでした。私は、子どもができないのは、妻のせいだと思っていました。本当は、子どもができなかったのは、私のタバコのせいだったかもしれません。タバコを吸っていたことを、とても後悔しています。
そして、私の子どもと、彼の子どもは同級生です。
私は、私の子どもを残して、彼と同じ、40歳で死んでいたかもしれません。
タバコは、そういうものです。
タバコは、未来を奪います。吸う人のだけではありません。その子どもの分までです。
JTは、「ひとのときを想う」などと宣伝していますが、
タバコは、人の時を奪います。