Posts for Tag: イングランド

禁煙法施行でイングランドの心筋梗塞入院が2.4%減少

日経メディカルオンライン(要会員登録)

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/bmj/201007/515846.html

 

"2007年に禁煙法を施行したイングランドで、禁煙法施行によって心筋梗塞による入院が2.4%減少したという分析結果を、英Bath大学のMichelle Sims氏らがまとめた。論文は、BMJ誌2010年6月19日号に報告された。"

”これまでに報告されている禁煙法施行後の心筋梗塞による入院の減少率は、ニューヨーク州で8%、イタリアの4地域は13%、スコットランドでは17%などとなっており、いずれも今回より高い。他の地域に比べてイングランドでは入院の減少幅が少なかった理由について、著者らは、「これまでに行われた研究より精度の高い分析を行ったため、また、イングランドにおいては施行前も受動喫煙曝露レベルが低かったためではないか」と考察している。”

 

<原著>

Short term impact of smoke-free legislation in England: retrospective analysis of hospital admissions for myocardial infarction

http://www.bmj.com/cgi/content/abstract/340/jun08_1/c2161

イングランドの禁煙法施行で、心筋梗塞の入院が2.4%減少。ー疫学批評

疫学批評-医学ジャーナルで世界を読む-

http://blog.livedoor.jp/ytsubono/archives/51822858.html

 

 "これまで最大規模の人口での、禁煙法による心筋梗塞入院の減少効果の評価。年間1,200例の減少は、公衆衛生的にみて大きな効果と言えるだろう。日本も、新政権の唱える「強い社会保障」の一環として、厚労省の行政通知に留まらない禁煙法の制定により、「強い公衆衛生」を実行することが、国民の生命を守る上で重要だろう。"