「メビウスの輪から逃れるには?」
帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わ せた形状の図形(局面)をメビウスの輪(帯)と言います。文学作品においてメビウスの輪はしばしば無限の繰り返しを比喩的に表すものとして用いられます。 (Wikipedeiaより)
さて、喫煙するということもニコチン依存症という無限のループにとらわれた状態に等しいと言えます。
すなわち、タバコを吸うと、ニコチンにより側坐核からドーパミンが放出され快感を得ます。
しかし、時間がたつと、ニコチン血中濃度が下がり(ニコチン切れ)、離脱症状(禁断症状)が起きます。
イライラしたり、とても吸いたくてたまらない気持ちが出現します。そこでタバコを探し回り喫煙するとほっとします。
効果は一時的ですので一時間もするとまた、イライラしてストレスがたまり、タバコを吸います。この繰り返しです。
これは、ニコチン依存症という無限のループにはまり込んでしまっていると言えるのではないでしょうか? このループから逃れるにはどうしたらよいのでしょうか? そうです。目の前のタバコを吸わないことを選択すれば良いのです。 離脱症状が出現しますが、2週間以内には治まります。
それがつらい場合には、禁煙外来でチャンピックスやニコチネルTTSを処方してもらうと随分楽にタバコを止める事が出来ます。 タバコを止めて、メビウスの輪から逃れましょう。
<参考>
ニコチン離脱症状(禁断症状) について知っておきたいこと
http://smoke-free.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-261b.html