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受動喫煙に似た大気汚染

Dr.中川のがんの時代を暮らす:/68

- 毎日jp(毎日新聞)

http://mainichi.jp/feature/news/20130211ddm013070030000c.html#


「肺がんや中皮腫の原因となるアスベストは、先進国では原則使用禁止となっていますが、中国ではまだ使われています。中国沿岸部のビルの破壊などで放出されたアスベストがPM2・5と同じように日本に飛来する可能性もあり、注意が必要です。もっとも、たばこの害と比べれば健康影響は非常にわずかです。過剰に心配する必要はありません。 」

 

タバコのPM2.5 も問題です。下記をご覧下さい。(禁煙センセイ) 

<参考>

PM2.5を理解するための3つのリンク

http://smokefree.posterous.com/pm25

受動喫煙対策も急務ー中川恵一・東京大付属病院准教授

Dr.中川のがんの時代を暮らす

受動喫煙対策も急務- 毎日jp(毎日新聞)

『喫煙はがんの原因のトップです。たばこがこの世からなくなれば、男性のがんの3割がなくなります。また「受動飲酒」はありませんが、たばこは受動喫煙でもがんが増えるため、「自業自得」だけではすみません。受動喫煙によって自らが望まない不本意な健康被害を受けるという点では、原発事故に近い性質を持つと言えるでしょう。実際、受動喫煙は年間100ミリシーベルト程度の被ばくに相当します。 』

 

たばこによる発がんは、白人の方が多い傾向にあることに対して、中川先生が仮説を述べられています。

 

可能性として日本人は受動喫煙の機会が欧米より多いことが考えられます。つまり、日本人の場合、本人がたばこを吸わなくても、日々の受動喫煙によってがんのリスクが高まってしまっているため、喫煙者との差が欧米ほどないというわけです。』

つまり、非喫煙者の肺がんのリスクが受動喫煙によって高まっているために、喫煙者の肺がんのリスクが相対的に低くなってしまうという考え方です。もちろん、仮説の段階ですが、ありうる話ですね。(禁煙センセイ)

”禁煙が最良の「がん治療」ともいえます。”ー 特集:「がん対策基本法」施行3年 東京大付属病院・中川恵一准教授

毎日jp

http://mainichi.jp/life/health/news/20101223ddm010040011000c.html

”日本人の2人に1人が、がんになり、3人に1人が、がんで亡くなっています。また、がんが増えているだけでなく、がんの種類も変わっています。冷蔵庫の普及で胃がんが減り、「欧米型」のがんが増えているのです。”

”こうした現状を背景に、「がん対策基本法」が07年4月に施行されました。この法律は、がん対策の要として、医療者や有識者のほか、がん患者・家族も委員とする「がん対策推進協議会」の設置を定めました。僕も委員の一人です。がん治療の現場で何が求められているのかを、政策にフィードバックするこの仕組みは画期的といえます。”

”がんの原因の3割近くがたばこですから、禁煙が最良の「がん治療」ともいえます。協議会では、「喫煙率の半減を目標」が提案されましたが、基本計画は「未成年者の喫煙率を3年以内に0%にする」という消極的な内容にとどまりました。現実には、喫煙率は、男性37%、女性9%と徐々に低下傾向にあり、今年10月からのたばこ税の大幅値上げによって、さらに下がると予想されます。”

 

禁煙で予防し、検診で早期発見をこれが大事ですね。(禁煙センセイ)

<参考>

検診は大事、でも....

http://smoke-free.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-02d8.html